公益社団法人 鯖江青年会議所
2022年度
理 事 長 所 信
スローガン
CHANGE
~ 意識を変えてチャンスを掴み、素敵な未来に変えていこう ~
はじめに
私たちは、このまちで沢山の人との関わりの中で生活をしています。そして、人との関わりはJC活動やJC運動を行う上でも例外ではありません。青年会議所においても様々な価値観を持った人が同じ目的に向かって運動を行っています。私は、青年会議所を通じて、このまちの人たちが幸せに暮らせる事が、私たちが目指す明るい豊かな社会の実現に近づいていくと確信しています。周りの人の幸せを願い、情熱を持って続けているJC運動が波紋となり、このまち全体に伝播していきます。そして、全ての人が笑顔になり、幸せを実感できる素敵なまちを目指します。私たち鯖江青年会議所が、このまちの為に運動を続けてきた60年、確実に豊かになってきています。多様に変化する時代の中で、人々の価値観や行動も変化していますが、私たちが受け継いできたこのまちへの想いは変わりません。その想いを情熱に変え、素敵なまちに変えていくという気概を持ち、時代の先駆者として様々な変化に柔軟に対応し、幅広くJC運動を展開することで、このまちを素敵な未来に変えていきます。
主体性を持ったリーダーの育成
私たちは、このまちで仕事をし、家庭を築き、JAYCEEとして地域活動をしています。JCの原点は、JC運動を通して地域を良くすることです。私たちは先輩たちの想いを受け継ぎ、地域を牽引するリーダーとして運動を行っていますが、主体性がなく、自ら判断して選択したことに対して無責任な行動では、明るい豊かな社会の実現という目的に向かえません。私たちはリーダーとして自らの判断や選択に責任を持って行動する主体性が必要です。自分の考えによって取るべき行動を選択するだけではなく、自らの行動がもたらす結果にも責任が伴ってきます。たとえ、自分の選択が間違っていたとしても、次に何をすればいいのかをまた選択していく事になります。全ての選択が自分自身の責任という意識に変わることで、自分自身の行動も変わり、私たちの描いたゴールに向かって進むことができる主体性を持った真のリーダーへとCHANGEできます。私たちは、主体性を持ったリーダーとなり、まちにより良い変化を与え続けることで素敵な未来を創っていきます。
非認知能力を育む青少年育成
近年、人工知能やロボットなどの技術が急速に発展していく中で、スマートフォンやタブレット等のICTの普及により、遊び方や人間関係、生活習慣が大きく変化しました。その中で、子供たちのネット依存が深刻化しており、実社会での体験や人との関わりが薄れ、健やかな成長や社会性の形成を妨げています。また、AIによる自動化によって20年後には現在の職業がなくなっているものもたくさんあると言われています。子供たちの将来の可能性や社会性を育むためには、学校教育の勉強で得られる知識も大切ですが、総合的な人間力である「非認知能力」を伸ばす必要があると考えます。この能力には、大きく2つの力があります。自己肯定感などの自分に関する力と一般的には社会性と呼ばれる人と関わる力です。非認知能力とは、心の土台のようなもので、子供のころからこの土台をしっかりと作っていくことで、日々変化し続ける社会にも対応できるようになると考えます。また、子供たちの非認知能力を育むためには、大人がどのように子供たちと関わるかも重要な要素です。子供たちが夢中になって色々試しながら世の中のことを知っていく、それを私たち大人が一緒に楽しんで共感してあげることで非認知能力が身につき、自立した大人へと成長していけます。大人が非認知能力の大切さを理解し、子供たちが楽しんで挑戦し続ける環境をつくることで、子供たちの可能性を高められます。大人が非認知能力の大切さを知ることで、このまち全体により良い変化をもたらすことができると考えます。私たちは、このまちの大人たちと共に非認知能力の大切さを学び、このまちの未来を担っていく子供たちの非認知能力を育み、子供たちの可能性を高め、素敵な未来へと繋げていきます。
内部共感からの全員拡大へ
鯖江青年会議所の平均在籍年数は3~4年となっており、5年もすればLOMの中核をなしているメンバーの大半が入れ替わる組織です。昨年、多くのメンバーがご卒業され、今まさに世代交代に直面しています。だからこそ拡大を意識する必要があります。青年会議所では、なぜ「拡大」という言葉を使っているのか今一度考えてほしいと思います。会員を増やすことも大事ですが、青年会議所の拡大は、ただ人数を増やすことが目的ではありません。拡大とは、私たちの目的を拡げていくことです。私たちのネットワークを拡げ、より多くの青年に発展と成長の機会を提供し、能動的市民を創造することが真の拡大だと考えます。私たち一人ひとりがJCの理念を共有し、内部の共感を高めることで、活動する意義を高め、全員で拡大に取り組むことができます。また、会員の相互理解を深め、より良い人間関係を構築することも重要です。より良い人間関係の中で活動することで、参加意欲が高まり、活発なJC運動ができます。JCの理念を共有し、より良い人間関係を構築することで、拡大の基盤を固め、真の拡大へと意識をCHANGEできます。私たち一人ひとりが人を惹きつける素敵な存在となり、同志を拡大することで、より大きな原動力をもってJC運動を展開していきます。
大切な人を幸せにできる鯖江青年会議所へ
JC運動の原点は、家庭や会社、地域を良くすることだと考えます。だからこそ、規律が守られず、しっかりとした情報共有が出来ず、無駄な時間を過ごす組織ではなく、しっかりとした青年会議所の運営を行う必要があります。規律の順守、効率的な会議運営、スピード感のある情報共有、時代に即した効果的な手法など、組織運営には大切なことがたくさんあります。そして、会員同士の相互理解や思いやりも重要な要素といえます。昭和から平成、令和へと脈々と受け継がれてきたJC運動を拡げていくためにも、仲間を思いやることができる素敵な組織運営に取り組んでいきます。
結びに
これまでのJCライフにおいて、多くの出会いや学びの機会がありました。入会当初は、JC活動についてあまり理解できず、参加の基準を自分の都合で決め、「忙しい」や「時間がない」などの理由をつけて自ら学びの機会を遠ざけていたときもありました。しかし、先輩の輝かしい姿を見て、自分も成長したい、もっと自分から成長の機会を掴みにいかないと変われないと思い、意識を変えて主体的にチャンスを掴みにいこうと決意しました。JCの使命は、「青年会議所は青年が社会により良い変化をもたらすための成長と発展の機会を提供する」であります。私たち一人ひとりが常に変化を意識し、自らチャンスを掴み、積極的に学ぶことで、自分自身をCHANGEできます。そして、現状をしっかりと把握し、情熱を持って行動していくことで、素敵な未来を創造することができると信じています。2022年度鯖江青年会議所は、一人ひとりが熱い想いをもって真剣に取り組み、より良い変化を生み出すことで、素敵なこのまちの未来を創っていきます。
スローガン
CHANGE
~ 意識を変えてチャンスを掴み、素敵な未来に変えていこう ~
基本方針
一、会員の例会・総会・事業に対する積極的な参画
一、主体性を持ったリーダーの育成
一、非認知能力を学び・育む事業
一、JC理念の内部共感から同志の拡大へ
一、会員交流を通じて、より良い人間関係の構築
一、大切な人を幸せにできる効率的な組織運営
一、100%例会の達成
一、JC運動・活動の検証と継承
一、日本JC関連事業への積極的な参画