理事長所信-2016


2016年度 公益社団法人鯖江青年会議所

第54代 理事長 山本 幸司


理事長所信

スローガン

ENJOY

?会員の成長、そして笑顔と活気溢れるこのまちの未来のために?

○はじめに 

1963年の創立以来、我々鯖江青年会議所は「修練・奉仕・友情」の三信条、明るい豊かな社会の実現という基本理念の下、様々なJC運動を通じて笑顔と活気溢れるまちを目指し、近年では「さばえ秋HANABI」や「青少年育成」などの事業を展開してきました。我々、そしてこのまちに住む人が率先して行動し、さらには未来を担う子供達も率先して行動すれば、まちは必ず明るい豊かな社会への一歩を踏み出し、まちはさらに活気溢れるまちへと変わっていきます。このまちへの想い、そして未来への希望をもち、このまちのために活発に、志高く活動する人が沢山いるまち、その様なまちを目指して我々は日々活動を行っています。

○笑顔と活気あふれる組織となるために

我々の日々の活動、運動などが行えている背景に、鯖江JCの組織力の強さも一つの要因だと考えます。しかし今、これまで鯖江JCの中心におられた沢山の方々の卒業、そして沢山の新入会員の入会によって、およそ半数近くの会員が入れ替わっています。これからの鯖江JCを担っていくであろう若い世代の加入はとても喜ばしく、組織としての若返りを成したのですが、急激な世代交代や人員の変動により、経験が浅く、お互いを良く知らないメンバーが増えたことにより、連綿と受け継がれている想いが薄れたり、組織力の低下を招いたりするのではないかと危惧しております。

その問題を解決するためには、まずは会員同士がお互いをよく知り、熱く語り合い、会員全員が一丸となって全力で事業を作り上げることが最善の解決策ではないでしょうか。そのためには、メンバー間の交流を活性化し、緊張感を持ち、楽しみながらJC活動を行うことが重要です。また、楽しみながらJC活動に取り組むことは、自身の成長に最良の結果をもたらします。楽しんでいるからこそ積極的に考え、話し合い、様々な意見が飛び交います。自ら積極的に取り組むことは、飛躍的な成長のきっかけに繋がり、その最初の一歩として楽しみながらJC活動に取り組むことは、このまちのリーダーとして活躍し、笑顔と活気溢れるまちの実現を目指す我々にとって必要なことではないでしょうか。

○さらなる笑顔と活気溢れるまちの実現に向けて

我々は明るい豊かな社会の実現という基本理念の下、笑顔と活気溢れるまちを目指し活動しています。笑顔と活気溢れるまちには、人が集まります。それは、そのまちの魅力に惹かれ、その魅力に触れたい、そのまちに住みたいと思う人が増加しているからではないでしょうか。我々が活動を行っているまち、鯖江市及び越前町は、若い世代の流出が顕著に表れており、特に20歳代の人口は全体の約9%と低く、70歳代まで含めた人口比率の中で最も低くなっております。しかし、その若い世代がこのまちの魅力を知り、誇りに思えば、たとえまちから離れることになったとしても、その誇りに思う心は残り、結婚や就職などの転機が訪れたときにこのまちに戻るきっかけになったり、まちづくりを考えたり、行動したりするきっかけとなることで、このまちの未来はさらに笑顔と活気溢れるまちへと変わっていきます。そのためにも、私はこのまちに住む若い世代の人達がこのまちの魅力を知り、誇りに思うことが必要だと考えています。

このまちを代表する西山公園や地場産業、豊富な海産物、その他にもこのまちで活躍している人や活発な活動を行う各種NPO団体など、様々な魅力に溢れています。そのような魅力をこのまちの人と共に楽しみながら知ることができれば、知識としてその魅力を知ることに比べ、より深くその魅力を知ることができます。魅力を知ることが出来れば、それはこのまちを誇りに思う気持ちに繋がり、誇りに思う気持ちが芽生えればこのまちを好きになり、このまちを好きになればこのまちのために積極的に行動し、このまちのために積極的に行動すれば、そこには無数の笑顔と活気に満ち溢れ、自ずと人は集まり、このまちを誇りに思うその想いは伝播し、このまちを良くしようという人が増えます。

そのためにも、まずは我々が率先してこのまちのさらなる魅力を知り、このまちにさらなる誇りを持つことが、我々が目指す笑顔と活気溢れるまちの実現に向けた第一歩だと考えます。その上で、このまちの人と一緒に我々も楽しみながらその想いを伝えることで、よりその魅力が伝わりやすくなります。まずは我々が笑顔と活気溢れるまちを目指し行動し、このまちの人と楽しみながらその想いを伝播させていきましょう。

○笑顔と活気溢れる会員の拡大

1963年の創立以来、このまちのために我々が継続してJC活動ができるのは、常に会員拡大に取り組み、新しい考えを取り入れながらその時代にあった事業を行っているからこそ、必要とされ、笑顔と活気溢れる未来のために尽力しているからです。新入会員の入会がなければ、会員数は減少し、組織力の低下は否めなく、我々が行う運動を大きく広げることにブレーキをかけてしまうのではないでしょうか。我々は常にその時代に合った最善の選択を模索し、笑顔と活気溢れる未来のために活動していかなければなりません。そのため新入会員の拡大に会員全員で取り組むことは必須課題であり、連綿と続いている我々の運動を支える重要な活動だと考えます。

しかしながら、単純に会員数を増やせばいいのでありません。入会した当初は右も左もわからず、勧誘時にある程度聞いていても、我々がどのような理念をもって、どのような運動を行っているのか理解していなく、先輩方が行ってきた事業、そしてこれから我々が行う事業の趣旨すら理解していないかもしれません。そのような状態のままではいずれ志が低くなり、出席率の低下を招き、最悪の場合は退会へと繋がることも考えられます。そのような状況を避けるためにも、新入会員の研修に力を注ぎ、我々が行っている活動や運動に対する意識の向上や、連綿と受け継がれている想いを伝えなければなりません。

しかしながら堅苦しい研修だけではとっつきにくく感じてしまう新入会員もいるかもしれません。入会してしばらくはほとんど面識のある会員はいなく、相談したり、気軽に話し合えたりする会員は少ないかもしれません。研修だけでなく、近年の新入会員と既存会員との交流を通じて友情を深め、お互いを信頼できる仲間を増やすことも必要です。そのような仲間が増えることで楽しさを見いだせるようになり、積極的にJC活動に参加し、JC活動の魅力に自ら気付くことができ、会員の意識向上にも繋がります。

一人でも多くの新入会員の拡大に取り組み、また、志高い会員を増やすために意識向上に努め、会員全員で楽しみながらJC活動に取り組みましょう。

○笑顔と活気溢れるまちで活躍するリーダーの育成

先にも触れましたが、メンバー間の交流を活性化し、楽しみながらJC活動を行うことは、組織力の向上、そして自身の成長にとって重要です。しかしながら、ただ仲良くJC活動を漠然と行っただけでは、ただ仲のいい団体への一歩を踏み出すことになりかねず、規律も緩くなり、このまちを牽引するリーダーとしての一歩を踏み出すことは出来ません。規律を守らず、馴れ合いながら取り組む事業への想いに人は賛同することはありません。そのような姿勢で事業に取り組む人は、このまちで活躍するリーダーとは言えません。このまちのリーダーとして活躍する我々は、楽しく取り組めるJC活動を行うと同時に、規律を守り、気持ちを引き締めることが必要です。会員の半数近くが入れ替わった今、改めて規律を守ることの重要性を全員で確認し、気持ちを引き締めましょう。

また、我々はJC活動のみならず、様々な場面でも常に色々な判断を迫られています。その時に素早く最善の判断を下せず、後回しにしたり、周りの意見を聞かずに自分の考えや固定観念だけで決定したりしていては最善の判断とは言えません。素早く、そして最善の判断を下すことはその後の展開に大きく影響します。しかしながら、素早く判断するというのは直感で物事を決めるわけではありません。判断するための情報が不足しているから直感で決めなければならなくなってしまい、その結果、ギャンブルのような判断になってしまいます。判断力は、事前の情報収集能力を上げ、その情報をきちんと取捨選択することで高まると考えます。判断力を高めることで、不足の事態が起こったとしても最善の選択ができ、その結果、より良い結果へと繋がります。そのためにも、このまちのリーダーとして活躍する我々は、最善の選択ができるよう、判断力を高めましょう。

また、2004年、私が鯖江青年会議所に入会した年に福井豪雨が発生し、私たちが住むこのまちが水害に見舞われました。その日は7月度例会の開催日でしたが途中で切り上げることになり、今の私たちに何が出来るか、そして何をすべきかを考え、諸先輩方は即座に行動にうつしました。東日本大震災のときも諸先輩方は即座に救援物資を集め、通行許可書の申請を行い、被災地に駆けつけました。そのときの想いや、そのような事態に我々がとるべき行動について考える機会は過去にありましたが、近年そのような機会はなく、また、会員の半数近くが入れ替わる今、改めて災害時の対応について我々が考える機会が必要ではないでしょうか。過去には災害マニュアルを策定したりしましたが、どれくらいの会員がその存在、その中身を知っているのでしょうか。今一度、このまちに災害が発生したとき、我々が成すべきことを改めて確認し、このまちのリーダーとして我々がどのように行動するべきなのか、このまちに災害が発生したときに率先して行動出来るよう、事前に我々が成すべきことを確認しましょう。

○笑顔と活気溢れるまちで活躍するリーダーの育成

物が溢れ、情報化社会となっている現在、簡単に必要な物、欲しい物が手に入る時代になりました。労せず手に入るということは、便利で豊かな社会へと進んでおり、望ましいことだと考えます。しかしながらその弊害として、選択肢が増え、一つの事に対する執着心が薄れたため、苦手な事や時間を要する事などを避けたり、最後までやりきることが少なくなり、何かを成した時の達成感が薄かったり、失われつつあるのではないでしょうか。達成感は人として成長する大切な要素だと私は考えます。

達成感を得ることで人は成長します。それが苦手なこと、苦労することだとその成長は何倍にもなり、仲間と励ましあいながら、最後まで諦めずに果敢に挑戦して得た達成感や、その過程で得た経験は次への挑戦の意欲に繋がります。その結果、色々なことに挑戦するようになり、新たな達成感を得て、さらなる成長へと繋がります。

そのような経験を子供のときに得ることは、これから様々なことに進んで挑戦し、自身の成長、そしてこのまちをさらに笑顔と活気溢れるまちへと導いてくれる大人へと成長してくれます。我々はこのまちに住む子供達に、諦めずに果敢に挑戦し達成感を得られる、その様な経験が出来る機会を与え、真剣に取り組みながら得る達成感を通じながら子供達が成長し、笑顔と活気溢れるまちの未来を担う大人へと成長できるようJC活動に取り組みましょう。

そして我々大人は、子供達が最後まで諦めずに達成感を得られるようサポートするためにも、我々大人が途中で諦めてしまってはいけません。我々大人が途中で諦めるその様な背中を子供達に見せたとき、子供達は辛ければ諦めればいい、完遂しなくてもいいと考えてしまいます。我々大人は子供達と一緒に楽しみ、励ましあいながら達成感を得る喜びを伝える必要があります。そのためにも、まずは我々大人が楽しみながらどんな困難にも果敢に挑戦し、諦めない心の大切さ、達成感を得る喜びを再確認しましょう。

○結びに

JCは、行動すれば行動しただけ自分の成長へと繋がります。反対に、間違えることを恐れ発言しない、失敗を恐れて行動しないなど、行動に移さなければ自分の成長へと繋がりません。さらなる笑顔と活気溢れるまちを目指し活動している私達は、何事にも恐れず、想いを伝え、議論し合い、想いに向かって真っ直ぐに行動するべきではないでしょうか。成功だけが自分の成長ではありません。失敗から得られる成長もあります。失敗を恐れず、楽しみながらJC活動に取り組みましょう。それが自分を成長させる一番の近道です。

我々は明るい豊かな社会の実現に向けて一年毎の歴史を積み重ねながら日々活動しています。会員の約半数が入れ替わった今だからこそ、我々メンバーが一丸となり組織力を高め、このまちの未来のために活動していきましょう。鯖江JCは横の連携が強い団体だと私は考えており、さらにその輪を広げれば無限の可能性が生まれてきます。その連携を大切にしながら運動を展開していきましょう。それが笑顔と活気溢れるこのまちの実現に繋がります。

楽しみの反対には苦があります。苦があるからこそ楽しみが映え、苦が大きければ大きいほど楽しみも大きくなります。楽しみと苦は表裏一体です。また、楽しみの中には、真剣に取り組むからこそ感じる楽しみだけでなく、仲間と共に一つのことに取り組む楽しさもあります。それは一人では難しいことや、困難なことを励ましあいながら取り組むことで得る楽しさであり、これら2つの楽しみが重なり合えば、飛躍的な成長へと繋がります。

2016年、会員全員でJC活動に取り組み、楽しみながら自分の成長を実感できる充実したJC lifeを過ごせる一年としましょう。その成長はこのまちの未来へと繋がります。笑顔と活気溢れる未来のために、LET’S ENJOY。


?スローガン

ENJOY

?会員の成長、そして笑顔と活気溢れるこのまちの未来のために?

基本方針

一、 楽しみながら、充実したJC活動に取り組む

一、 会員の例会・事業に対する積極的な参画

一、さらなる笑顔と活気溢れるまちの実現に向けた事業の実施

一、会員全員で真剣に取り組む会員拡大

一、会員同士の交流を深める交流事業の実施

一、このまちで活躍するリーダーとして成長できる研修の実施

一、災害発生時に我々が成すべきことの確認及び災害に対する想いの継承

一、諦めずに果敢に挑戦し、達成感を得られる青少年育成事業の実施

一、事業の検証及び想いの継承